KYOKO SHIRATA

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彼女は悩んでいる

2015.12.28

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2015.12.28

25日の朝のこと。
サンタさんからのクリスマスプレゼントを目の前に彼女は悩んでしまった。

プレゼントは、シルバニアファミリーのお家だった。
赤い屋根の2階建ての立派な家。

実は、本当のところは「茶色のうさぎのぬいぐるみを下さい」とカナダのサンタさんへAirmailを送ったのだ。
しかしクリスマス・イブに、従姉妹の誕生日プレゼントを買うためおもちゃ屋さんへ入ったところ
シルバニアのお家が目に入ってしまった。

「やっぱり…これをお願いすれば良かった…。でもサンタさんにうさぎって書いちゃった…。」

娘には珍しく、その場でしくしくと泣き出した。

結果、クリスマスにはサンタマジックでめでたくシルバニアの方が届いたわけなのだけど
何故か悩んでしまった。

シルバニアの家は“空き家”だった。
誰も住んでいない、家具もキッチンも何もない家。
そう、小物は一切付属していなかった。
だから、シルバニアのカタログを眺めながら、何を買おうか悩んでいるのだ。

おこづかい(まだあげていないけれど)で、これを買う。
誕生日にママにはこれを買ってもらう。
パパにはこれとこれ…
2Bのえんぴつ片手に吟味しているのだ。

サンタさんは、あえて空き家のまま届けたんだ。
お年玉を貯めて買おうね、待つ楽しみを味わって、そしてようやく手に入った時の喜びを味わってね。
何でも手に入る、モノに溢れた時代だからこそ、そういった気持ちを持つことはある意味貴重な体験なのかもしれない。

私が子供の頃は、折り紙だってそう何度も買ってもらえないから大切にした。
1回使ってしまえば次いつ手に入るか分からないキラキラシールをとても大切に保管していたものだった。
チャーミングシールなんてもらった日には宝箱にしまっておいた。

今の子供は違うなぁと思う。
だから、サンタさんの“思惑”を私は大事にしたい。